2014年4月22日星期二

豪元外相

オーストラリアのトニー・アボット首相が中国海南省を訪問中の4月中旬、同国のボブ・カー前外相が1年前に海南省で宿泊したホテルについて、食事やジムな どの設備などが劣悪で「耐えられるものではなかった」と激しく不満を日記にぶちまけていたことが、このほど出版された「ボブ・カーの日記」と題する著作で 公にされた。

 カー氏はアボット氏の政敵ともいえる関係。しかも、上海では豪政府主催の「チャイナ・ウィーク」記念イベントが開かれており、この時期の著作の出版は、アボット氏の対中交渉に水を差す意図があったのではないかとの観測が出ている。

 国営新華社電が伝えたところでは、カー氏は昨年4月、現職の豪外相として同省博鰲(ボアオ)で開催された「ボアオ・アジア・フォーラム」に出席。その際 のホテルについて、「中国人の多くは海南省を『中国のハワイ』ともてはやしているが、同省での滞在は本当にひどいものだった」と日記にしたためていた。

 具体的には「ホテルで出された食事は化学調味料漬けで、食べられたものではなかった」と酷評。さらに、フィットネスルームについても「カビが生えており、マシーンが1台だけで、しかも故障していた」とさんざんにこき下ろしていた。

 ボアオフォーラムはアジア各国から主要な政治家や経済人らが集まり、経済問題を中心に討議する国際会議で、首相や主要閣僚がそろうアジア有数の場となっている。

 それだけに、現役の外相として会議に出席したカー氏としては、耐えられないほどの侮辱と映ったのだろうが、日記形式の著作を発表するのに、アボット首相が訪中するタイミングを狙ったかどうかは不明だ。

 豪首相府はアボット首相や会議にも出席したジュリー・ビショップ外相のコメントを拒否しているが、ある政府関係者は「カー氏がオーストラリア政府を代表しているわけではない」と話しているという。タオバオ代行

2014年4月16日星期三

糸井超人タイムリー オリックス首位キープ

手負いのオリックス・糸井が15日の日本ハム戦(京セラドーム)に3番・中堅で先発出場し、適時打を放った。

 13日のソフトバンク戦で右わき腹を痛め、不安を抱えたまま。キャンプ中の負傷箇所とあって周囲は心配し、この日は試合前の打撃練習を軽めに半分の時間で切り上げ、本人も「糸井~、アウト~」「最悪や」などと冗談交じりに話していた。

 しかし、試合前に森脇監督と話し合って出場を決断した以上、ふがいないプレーはできない。1点をリードした5回、二死二塁から左中間に適時打をはじき返した。患部に負担をかけない技ありの一打。その後は大事をとって途中交代となったが、さすがの超人ぶりを見せつけた。

 先発の西は7回まで3安打に抑え3連勝、いまだに防御率0・00と絶好調だ。

 チームは3―1の快勝で10勝に到達し、貯金は5。ソフトバンクに首位に並ばれ、糸井も不安を抱えるが、後退するわけにはいかない。タオバオ